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もし太陽の明るさが違ったら 地球の温度と住める範囲の計算機

太陽は生まれてから少しずつ明るくなっていて、これからも明るくなります。バーで太陽の明るさを変えると、地球に届く光・地球の温度の目安・生き物が住める範囲(ハビタブルゾーン)がどう動くかを計算し、金星・地球・火星がその範囲に入るかを図で見せます。今の地球は、住める範囲の内側の端の近くにいます。

太陽の明るさ -
地球に届く太陽の光-明るさに比例
地球の黒体温度-今は約−19℃
地面の温度のごく粗い目安(温室効果を今のままとした場合)-今の平均は約15℃。水蒸気・雲・氷が変わるので大きくずれます
生き物が住める範囲(太陽からの距離)-

緑の帯が生き物が住める範囲(計算の目安)。目盛りは太陽からの距離(天文単位、1=今の地球と太陽の距離)。

よく使う明るさの計算結果

太陽の明るさ黒体温度住める範囲(天文単位)地球の位置
生まれたころ(約75%)-37℃0.86〜1.47範囲の中
今-19℃0.99〜1.70範囲の中
約10億年後(約1.1倍)-13℃1.04〜1.78近すぎる側に外れる
今の0.5倍-60℃0.70〜1.20範囲の中
今の2倍29℃1.40〜2.40近すぎる側に外れる

住める範囲は「温室効果が必要なだけ強まる」とした計算で、黒体温度は温室効果を入れない値です。そのため、暗い太陽では「範囲の中なのに寒い」という食い違いが出ます。生まれたころの太陽でのこの食い違いが、まだ解けていない「暗い太陽のパラドックス」です[3]。範囲の境目は雲を入れない控えめな計算なので、「外れる」は「住めなくなる時期」を表すものではありません。

計算のしかたと限界

  • 住める範囲: Kopparapu ほか(2013)の太陽系での値(内側は水を失い始める0.99天文単位、外側は二酸化炭素の温室効果で温められる限界の1.70天文単位)を、太陽の明るさの平方根に比例させて動かしています[1]。この範囲は「二酸化炭素などの温室効果が、海が凍らないよう必要なだけ強まる」とした計算なので、温室効果を今のままとした「地面の目安」とは食い違うことがあります。この計算は雲を入れていないので、実際の範囲は両側にもう少し広がる可能性があると論文自身が書いています。太陽の色(表面温度)は今と同じとしています。
  • 黒体温度: 地球が受けた光と宇宙へ出す熱がつり合う温度です。今は約254K(約−19℃)で[2]、届く光の4乗根に比例させています。地球の白さ(反射率)は今と同じとしています。
  • 地面の目安: 今の平均気温(約288K、15℃)と黒体温度の差(約34度)を温室効果の上乗せとして足しただけの、とても粗い値です。
  • 惑星の距離は今の平均の値です[2]。

よくある質問

太陽が明るくなると、地球はいつ住めなくなるの?
太陽は少しずつ明るくなっていて、約10億年後には地球が生き物の住めない暑さになると見積もられています。この道具の範囲(Kopparapu 2013)では、今の地球は住める範囲の内側の端の近くにあり、太陽が今より約2%明るくなると、水を失い始める限界を越える計算です。ただしこれは雲を入れない控えめな計算の境目で、実際にいつ住めなくなるかの見積もり(約10億年後)とは別のものです。雲の効果などで、実際の限界はもっと外にある可能性があります。
温度の目安はどうやって出しているの?
地球が太陽の光を受けて温まり、宇宙へ熱を出してつり合う温度(黒体温度、今は約−19℃)を、届く光の4乗根に比例させて出しています。地面の目安は、今の温室効果の上乗せ(約34度)を変えないとした、とても粗い値です。本当は水蒸気・雲・氷の量が変わるので、大きくずれます。
暗い太陽のパラドックスとは?
生まれたころの太陽は今より暗く、地球に届く光は約25%少なかったと考えられています。ほかの条件が今と同じなら地球は凍っていたはずですが、38億〜25億年前に液体の水や生き物がいた証拠があります。温室効果ガスが多かったなどの説がありますが、決着していません。

関連する記事

出典

  1. Kopparapu, R. K., et al. (2013). Habitable Zones around Main-sequence Stars: New Estimates. The Astrophysical Journal, 765, 131. doi:10.1088/0004-637X/765/2/131
  2. NASA NSSDC. Earth Fact Sheet / Planetary Fact Sheet(地球の黒体温度 254K・平均気温 288K、惑星の距離). nssdc.gsfc.nasa.gov
  3. Feulner, G. (2012). The faint young Sun problem. Reviews of Geophysics, 50, RG2006. doi:10.1029/2011RG000375
  4. Schröder, K.-P., & Smith, R. C. (2008). Distant future of the Sun and Earth revisited. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society, 386, 155. doi:10.1111/j.1365-2966.2008.13022.x

最終更新: 2026年10月25日。入力は送らず、この画面の中だけで計算します。

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