系外惑星と生命

太陽系の外の惑星はいくつ見つかっているのか、見つけ方と地球に似た惑星

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TRAPPIST-1の7つの惑星の性質を並べた想像図(NASA/JPL-Caltech)
Photo: NASA/JPL-Caltech/R. Hurt, T. Pyle (IPAC) / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
AIによる調査論文と公的機関の資料をAIが調べ、内容を確かめて整理しました(出典は末尾)。

太陽以外の星のまわりを回る惑星を、系外惑星と呼びます。最初に見つかったのは1992年で、それから30年あまりで6,000個を超えました。ただし、その多くは直接「見た」のではありません。星の光のわずかな変化から、そこに惑星がいるとわかったのです。

3行でわかる

  1. NASA Exoplanet Archiveによると、確認された系外惑星は2026年10月時点で6,451個。
  2. SEADICEが同アーカイブのデータを数えると、約74%は惑星が星の前を横切って暗くなる「トランジット法」、約19%は星のふらつきを測る「視線速度法」で見つかった。
  3. 地球くらいの大きさで、水が液体でいられそうな惑星は見つかっている。でも、生命や地球のような大気が確かめられた惑星はまだない。

01 わかっていること太陽系の外の惑星は、いくつ見つかっている?

2026年10月時点で6,451個です。NASA Exoplanet Archive(NASAが運営する系外惑星の公式データベース)が、論文で確認された惑星として数えている数です。候補はほかにもたくさんあり、数は毎月のように増えています。

最初の系外惑星は1992年、パルサー(高速で回る星の燃えかす)のまわりで見つかりました[3]。太陽に似たふつうの星のまわりでは、1995年の「ペガスス座51番星b」が最初です。

ペガスス座51番星bは木星くらいの大きさのガスの惑星で、星のまわりをわずか約4.2日で1周します。この発見には2019年のノーベル物理学賞が贈られました。

02 どうやってわかったのか見えないほど遠い惑星を、どうやって見つけるの?

おもに2つの方法です。惑星が星の前を横切るとき、星がほんの少し暗くなるのを測る「トランジット法」。惑星に引っぱられて星がふらつく動きを、光の色のずれで測る「視線速度法」です。

わかっているMayor & Queloz(1995、Nature)[2][7]

太陽に似た星ペガスス座51番星が、規則正しくふらついていることを見つけました。木星くらいの重さの惑星に引っぱられているためでした。

どうやって: 視線速度法です。フランスのオート・プロヴァンス天文台で、星の光の色のわずかなずれを測りました。

わかっているNASA ケプラー宇宙望遠鏡チーム(2016、NASA発表)[4]

ケプラー宇宙望遠鏡の候補から、1,284個を一度に惑星と確かめました。そのため2016年は、見つかった数がいちばん多い年(1,504個)になっています。

どうやって: トランジット法で見つけた候補の一つ一つについて、本当に惑星である確率を計算する方法を使いました。

わかっているAnglada-Escudéら(2016、Nature)[5]

太陽にいちばん近い星プロキシマ・ケンタウリ(約4.2光年)に、地球の1.3倍以上の重さの惑星が見つかりました。約11.2日で1周し、表面で水が液体でいられる温度の範囲にあります。

どうやって: 視線速度法です。わかるのは重さの下限で、大きさや大気はまだわかっていません。

わかっているGillonら(2017、Nature)/Greeneら(2023、Nature)[6][8]

太陽の8%ほどの重さの小さな星TRAPPIST-1に、地球に近い大きさの惑星が少なくとも7個あります。ただしジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で調べると、いちばん内側のbには、厚い大気がほとんどないとわかりました。

どうやって: トランジット法で7個を見つけ、のちに惑星から出る熱(赤外線)を測りました。

03 数字と例えでいうとどの見つけ方で、何個見つかった?

SEADICEがNASA Exoplanet Archiveの全件データ(2026年10月20日取得、6,451件)を数えると、トランジット法が4,785個で約74%を占めます。2位の視線速度法と合わせると9割を超えます。

見つけ方個数どんな方法か
トランジット法4,785(74.2%)惑星が星の前を横切り、星が少し暗くなるのを測る
視線速度法1,204(18.7%)惑星に引っぱられた星のふらつきを測る
重力マイクロレンズ法292(4.5%)手前の星の重力で、奥の星の光が一時的に明るくなるのを使う
直接撮像98(1.5%)星の光を隠して、惑星そのものを写す
そのほか7つの方法72(1.1%)星の明るさや周期のずれなど

トランジット法で星が暗くなる量は、とても小さいものです。太陽の大きさ(半径)と比べて計算すると、地球が横切っても太陽は約0.008%(1万分の1以下)、木星でも約1%しか暗くなりません。

04 まだわかっていないこと地球に似た惑星に、生命はいるの?

わかっていません。地球外の生命は、まだどこにも見つかっていません。「水が液体でいられそうな場所にある」ことは、地球のような環境があることと同じではありません。

05関連する記事

06よくある質問

系外惑星はいくつ見つかっているの?

NASA Exoplanet Archiveによると、2026年10月時点で6,451個が確認されています。このほか、TESS衛星の候補だけでも8,000個以上が確認待ちです。

いちばん近い系外惑星は?

太陽にいちばん近い星プロキシマ・ケンタウリ(約4.2光年)を回るプロキシマ・ケンタウリbです。2016年に見つかり、重さは地球の1.3倍以上、約11.2日で1周します。

地球にそっくりな惑星は見つかった?

大きさが地球に近く、水が液体でいられそうな温度の惑星は見つかっています。でも、大気・海・生命まで地球に似ていると確かめられた惑星はまだありません。

系外惑星はどうやって見つけるの?

多いのは、惑星が星の前を横切って星が少し暗くなるのを測るトランジット法(約74%)と、星のふらつきを測る視線速度法(約19%)です。惑星を直接写せたものは約1.5%です。

出典

  1. NASA Exoplanet Archive(確認済み惑星数・全件データ。2026年10月20日に確認・取得). https://exoplanetarchive.ipac.caltech.edu/
  2. Mayor, M. & Queloz, D. (1995). A Jupiter-mass companion to a solar-type star. Nature 378, 355-359. https://doi.org/10.1038/378355a0
  3. Wolszczan, A. & Frail, D. A. (1992). A planetary system around the millisecond pulsar PSR1257+12. Nature 355, 145-147. https://doi.org/10.1038/355145a0
  4. NASA (2016). NASA’s Kepler Mission Announces Largest Collection of Planets Ever Discovered. https://www.nasa.gov/news-release/nasas-kepler-mission-announces-largest-collection-of-planets-ever-discovered/
  5. Anglada-Escudé, G. et al. (2016). A terrestrial planet candidate in a temperate orbit around Proxima Centauri. Nature 536, 437-440. https://doi.org/10.1038/nature19106
  6. Gillon, M. et al. (2017). Seven temperate terrestrial planets around the nearby ultracool dwarf star TRAPPIST-1. Nature 542, 456-460. https://doi.org/10.1038/nature21360
  7. The Nobel Prize in Physics 2019. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2019/press-release/
  8. Greene, T. P. et al. (2023). Thermal emission from the Earth-sized exoplanet TRAPPIST-1 b using JWST. Nature 618, 39-42. https://doi.org/10.1038/s41586-023-05951-7
  9. Kopparapu, R. K. et al. (2013). Habitable Zones around Main-Sequence Stars: New Estimates. The Astrophysical Journal 765, 131. https://doi.org/10.1088/0004-637X/765/2/131